児童文学概論

ヤングアダルトジャンルを読み、感想を示します。個人の駄メモです。ネタバレあり要注意。

2018-11-11から1日間の記事一覧

グリフィンの年 上

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの「ダークホルムの闇の君」の続編。前作がとてつもなくユニークな設定や世界観、キャラクターの繊細な描写で楽しまさせてくれた分、否応にも期待値高く読み始めた。まだ上巻を読み終えただけだが、もう満足感でいっぱいな…

ゴーストの騎士

ドイツの作家コーネリア・フンケの作品。「どろぼうの神さま」で有名な作者の2011年に本国で出版された本だ。とても読みやすく、シーンの描写も丁寧だし、人物を描くのもとてもうまい。幽霊や騎士、古い学校といったワクワクさせる要素もあるし、少年と少女…

ガンプ 魔法の島への扉

イギリスに住むエヴァ・イボットソンの1994年に本国で出版された作品。ネバーランドのような幸せな島からロンドンに出たときにつれさられた島の王子を探す物語。舞台は現代のロンドン。空想の世界と現代が繋がった不思議な冒険奇譚である。とても読みやすく…