魔法使いはだれだ
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品。
ある中学の2年Y組の生徒たちが主人公となり、クラスの中にいる魔法使いは誰なのかを巡って起きるドタバタ劇。
少し意外だったラストも含めてなかなか面白かった。
唯一残念だった点は、登場人物の名前が多く、似たような感じだし性格も似たり寄ったりで、全然誰が誰だか誰なのか中盤まで覚えられないまま読むことになることだ。
正直、主人公が誰だったのかいまだによく分からない。少なくとも途中からナンとチャールズの2人はメインキャストだとはわかったが。
もう少し、登場人物を少なくするか、外見や性格の面でキャラを立ててくれないと、知らない学校のクラスに自分が突然送り込まれて、傍観しているような感じになる。
クレストマンシーシリーズとのことだが、あくまでメインは学生たち。
どこの国だろうといじめっ子がいて、いじめられる子がいて、友達だったり、嫌なやつがいたりするのは変わらないなと思う一冊。