児童文学概論

ヤングアダルトジャンルを読み、感想を示します。個人の駄メモです。ネタバレあり要注意。

2018-11-15から1日間の記事一覧

トニーノの歌う魔法

呪文は性格な歌詞と音程で歌うことで魔法が発動するという、少し変わった設定が魅力的な作品。ロミオとジュリエットのようなソワソワする展開もあり、とても面白かったし、世界観は秀逸だ。これこそジブリでアニメ化すればとんでもなくあっさりと世紀の名作…

魔法使いはだれだ

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品。ある中学の2年Y組の生徒たちが主人公となり、クラスの中にいる魔法使いは誰なのかを巡って起きるドタバタ劇。少し意外だったラストも含めてなかなか面白かった。唯一残念だった点は、登場人物の名前が多く、似たよ…

ペッパー・ルーと死の天使

イギリスの作家ジェラルディン・マコックランさんの2009年に出版された作品。日本語版は2012年に発売と割と新しい作品である。読んだ感想としてはちょっと残念な感じ。読み物としてはしっかりしてるが、何か期待していたものと違ったのかもしれない。14歳ま…

不思議を売る男

ジェラルディン・マコックランが書き、本国イギリスで1988年に出版され、1998年に日本語版が発売されたこの本。カーネギー賞とガーディアン賞を同時受賞したすごい作品だ。原題は「A PACK OF LIES」なので、だいぶ味付けされた邦題となっている。中身は不思…